
こんにちは、ダルメです。
この記事では上記の疑問にお答えします。
- 高額治療制度とは何か
- 高額治療制度で保障されないもの
先日、下記のツイートをしました。
高額治療保障
高額な医療費を支払ったときは高額療養費制度で払戻しが受けられます。
例えば月収30万、70歳の治療費100万かかるとして
・70万は国民保険
・約21万は高額治療制度でお金がでます。実質支払うのは9万円でいいということ。
大事なのはそのあとの入院費。これは全額自己負担です。— だるめ@税知識犬ブロガー (@DalmecianLIFE) November 2, 2020
高額治療保障
高額な医療費を支払ったときは高額療養費制度で払戻しが受けられます。
例えば月収30万、70歳の治療費100万かかるとして
・70万は国民保険
・約21万は高額治療制度でお金がでます。実質支払うのは9万円でいいということ。
大事なのはそのあとの入院費。これは全額自己負担です。
日本には高額治療制度というものがあります。
ここでは高額治療制度が何なのか、どういう時に保証されるか解説していきます。
高額治療制度って何?
高額治療制度は大きな手術で高額な医療費を支払ったとき、払い戻しが受けられる制度のことです。
その月の1ヶ月間(1日から月末までのあいだ)の医療費が高額になった場合、一定の金額を超えた分が、払い戻される制度です。事前に医療費が高額になることがわかってるときは、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。※あらかじめ申請すると建て替えでなく最初から限度額払うだけで済みます。
健康保険高額療養費支給申請書を提出することで保証が受けられます。治療費が高くなったらこの制度を使って払い戻しを受けましょう。
高額治療制度で保証されないもの
高い治療費を安くしてくれる高額治療制度ですが、保証されないものがあります。
それは以下の通り。
- 入院中の食事代
- 入院ベッド代
- 先進医療費
- その他
上記が自己負担になります。
入院中の食事代
治療で入院する場合、当然食事が必要ですが、食事にかかる料金は高額治療費で保証されません。
場所にもよりますが一般的に1食約300円といわれています。1日大体1,000円と考えてもらえばいいです。2,3日ならいいですが、長期の入院だとこの金額もバカになりません。
1ヶ月入院した場合: 1,000円 × 30日 =30,000円
1ヶ月で3万円程度が自己負担です。結構大きいです。
入院ベッド代
入院したらベッド代でお金がとられます。これも同様に自己負担。
ベッド代は1日で大体3,000円程度です。
1ヶ月入院した場合: 3,000円 × 30日 =90,000円
9万円はけっこう厳しいのではないでしょうか。ベッド代は自己負担額の大きな割合を占めます。
先進医療費
特定の場所で研究・開発された新しい治療や手術などは、厚生労働省に「先進医療」として認められます。
これは全額自己負担になるんです。
診察や検査料などは国民保険や健康保険で7割をカバーできますが、治療費に関しては自己負担。これは治療や手術内容で異なるので高ければ数百万円単位でお金がかかるので注意が必要です。
その他
高額治療費ではその他通院費や交通費が支給されません。
入院しない場合通院になったりすると、通うために交通費がかかります。こういったお金も保証されないので覚えておきましょう。
まとめ:高額治療費は万能ではないです
この記事では高額治療費について解説しました。
高額治療費は患者の負担を減らすためにある制度ですが、保証されない部分が存在したり、場合によっては先進医療費で莫大な額が全額自己負担になります。
高額治療費は万能ではないので、その他の部分をカバーするために医療保険があります。制度や保険の知識をつけ、できるだけ早めに備えておきましょう。
では。
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